地域と手をたずさえて~株式会社白山様 70周年記念品事例

横浜市・金沢区の社会福祉法人すみなす会「手織り工房コパン」後援会の黒田理事に、株式会社白山 米川社長とお引き合わせいただいたのが今年の初夏のことでした。

米川社長の想いや、白山という企業の生い立ち、これからの展望を伺う中で、社長の「石川県の福祉作業所のクッキーとグリエを紹介できないか」とお気持ちに共感して、自然に金沢へ足が向きました。地域と手をたずさえ、障害者も共に成長する、助け合っていく、というのは、縁の木のまさしく在り方のど真ん中、です。

8月末、株式会社白山の中川さまにお連れ頂き、社会福祉法人ヨゼフ苑にお邪魔し、自慢のクッキーとグリエをいただき、スケジュールやお作りいただく際の打ち合わせを行いました。壊れやすいクッキーをすみなす会さんのさをり織コースターと当店のドリップパックでいかに保護するか、を考えながら、箱の形状も決めました。

箱を開けたときの印象がばらつかないように、何か白山様のロゴステッカーなどで統一しましょうか?というお話になったら、米川社長自らデザインされるとのこと。MTコネクタ(光ケーブルの接続コネクタ)と雷防護アダプタなど、独自技術を持った堅~い企業さんですから、どんな洗練されたシールが来るのかと思っていたら、自然に笑顔になれるかわいらしい小さなシールが到着しました♪♪

箱詰めと包装は、就労移行センターから就労訓練に来ているMさん、店主の長男坊と子ども店長ヒユウくん、つまみ細工を届けてくれるみな子さん、次男坊のママ友のきみちゃん、たまたまお買い物にやってきた前職の上司の晃子さんまで巻き込んで、みんなで楽しくていねいに、1箱ずつ作業しました。

米川社長からはお届け先からは、好評だったとのお声をいただき、ほっとすると共に、これからもちょっとしたこだわりや、ご縁つなぎのお手伝いができたら、と改めて思った店主でした。

白山様、すみなす会様、ヨゼフ苑様、ありがとうございました!

「ご縁もたしざんであること」ーーモノマチナインへのお誘い

唐突ですが、販売されているものには必ず「お値段」が設定されています。

1つの「お値段」の中には、原材料や人件費、光熱費、それまでにかけたお勉強代や技術料、特許料、細かく見れば配送運賃のほか、セロテープとかゴミ袋とか・・・お安い商品にも、お高い商品にももちろんサービスのようにモノの形をとっていない場合も、必ず「たしざん」されています。

世の中には、ゼロ円、イチ円、なんてものもありますが、それは同時やその後に買ってもらう金額を考えてのいわば宣伝費。かかるお金の「たしざん」よりも安く商品を売り続ければ、そこには何も残りません。また、「たしざん」の合計を無理に下げれば必ずどこかにひずみがきます。

ひずみは、ある程度は効率化でまかなえますが、そこから先は、
仕入れ先を買いたたいて生産者に迷惑をかける?
働く人を長時間安く使って、働く人に迷惑をかける?
工程をはぶいたりごまかしたりで質を下げて買ってくださる人に迷惑をかける?
といった形でどこかにのしかかります。商品が売れたら迷惑がかかる人がいる世界、というのは、淋しいですよね。

商品の「値段のたしざん」をきちんと適正にすることで、良い循環が回り始めます。生産者が海外であればそれはフェアトレードであり、仕入れ先が災害で苦しんでいる地区ならそれは復興支援になります。


働く人の多様性(女性や障害者だけではなく、介護中、育児中、日本語が不得意な方も当たります)を受け容れるならそれは働き方のユニバーサルデザインということになります。
すばらしい技術を学び、次世代につなぐことができればそれは伝統の継承ということになるのです。

そうしてたしざんされた「お値段」は、結果として、極限まで効率化して多くのモノ・コトが省かれた商品よりはお高く見えます。
その「お値段」の背後に広がるたくさんのつながりや背景を応援して、その輪に加わるかどうか。それは消費者--買ってくださる方の判断になります。

台東区には、原材料や、かかわる人たちや、みがかれた技術や、かけがえのない思い出や体験を産むサービスや。つながるモノ・コトを大切に考える人が集まっています。
商品の「値段のたしざん」が、そのまま「ご縁のたしざん」であることを身をもって知り、その想いをそれぞれが育んでいます。買ってくださる方、売り手、作り手、生産者、これから学び飛躍しようとする人々まで、つながるご縁を幸せにする1つの仕組みがこの街には息づいています。

2017年5月26日~28日の3日間、「モノマチナイン」というものづくりのすてきなイベントが開催されます。モノマチに参加されているお店だけでなく、「ご縁のたしざん」を大切にしているたくさんの人たちと、交流してみませんか?

縁の木も、フェアトレードのメキシコマヤビニック、メキシコセスマッチ、ネパールホワイトマウンテンをご用意して、みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。

たくさんの新しい出会いが、ご縁が、うまれますように。

不便を慈しむこと〜あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

 

縁の木主人の白羽です。

旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

年始は7日より営業いたします。

お正月は両親と祖父母が長く住み、今は私が引き継いだ茅ヶ崎の実家にやって来ました。img_5995

年々想いが強くなることを、歳のせいかと笑い飛ばして来ましたが、元旦の笑い話に書きたいと思います。

私が子供のころ、お三ヶ日はほとんど店が開かず、12月30日辺りはドキドキしながら家族で手分けして買い出しをしました。

お金もおろしておかないと銀行しまって引き出せないし、洒落ではなく「歳を越せるか」と、多かれ少なかれ真剣に準備したものです。

テレビの特番も録画がないから見逃せないし、ゴミの収集は来ないからゴミは減らしたいし…と、ごちゃごちゃと考えながら正月を過ごしました。

今は言わずもがな、「便利」です。あの時代に戻りたいとは言わないけれど、いつも「不便を慈しむこと」は忘れずにいたいと、歳を重ねるごとに感じるようになりました。

縁の木という店もある意味不便そのもの。豆はまとめて焼けない、けれど失敗は少なく、お客さまの必要な分だけをお好み通りに焼くことができます。

徹底した手仕事でお時間をいただく代わりに、障害のある人、なかなか社会に戻れない人も働くきっかけを見つけることができます。

「不便礼賛」ではなく、「不便を慈しむこと」。

それが日本の「もったいない」の原点であったり、「ものづくり」の根幹であるように、今は感じています。

長くなりましたが今年のご挨拶として。

縁の木は今年も不便を慈しみ、楽しみ、日々を重ねてまいります。

本年もよろしくお願いいたします。

お歳暮をいただきまして

長男もびっくりの!?

 縁の木に、昨年あるお仕事でお世話になった広告代理店さんからお歳暮が届きました。

我が家で「プレゼント開け係」の長男がいつものように開封の儀を行い、大変だよと声をあげました。

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まさかの。

インスタントコーヒー詰め合わせ!

家族で爆笑となりました。代理店さんはそれなりの規模の企業さんなので、「これくらいの付き合いの業者にはこの程度」という決まりがあり、それがたまたまインスタントコーヒーだったのだと思います。

大事に使わせていただきます ♪

焙煎屋がインスタントコーヒーを頂いたら捨てちゃうの?と思う方もいらっしゃると思いますが、インスタントにはインスタントの長所があります。

せっかくの機会なので、触れてみましょう。

フリーズドライは技術革新が進み、味も良くなってきました。手軽ですし、コストも下がっています。

震災の際には、津波に襲われた資料や文化財の乾燥などにも使われ、技術としての注目を集めました。

インスタントコーヒーは、ホットコーヒーとして飲むと、残念ながらどうやっても丁寧に焙煎した豆にはかないません。でも、以下のような特徴があります。

  • 独特のコクがあり、混ぜたものに負けない
  • 少ない量でしっかりコーヒーらしい味がする
  • いくらでも濃く出せる

インスタントコーヒーの強みは「コクと苦味」、弱みは「甘みと香り」なのです。

インスタントコーヒーのコクと苦味

インスタントコーヒーは飲まなくても、実は活躍の場は多いのです。

例えばマーブルパン。たった3グラムのインスタントコーヒーを一次発酵の後に混ぜればこんな感じ。

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けっこうイケます。

マフィンやスポンジケーキ、ホイップクリームにも簡単にコーヒー味がついて渋味を出しませんし、クッキーにも手軽に使えます。image

これをコーヒーを濃く抽出してやろうとするとなかなかうまくいきません。粉をそのまま使えば味は出ますが、粉っぽさや渋味も入ってきます。

また、家で子供たちにカレーを食べさせた後、インスタントコーヒーをほんの少しとカイエンペッパーを入れて一煮立ちさせればカレーの味はぐっと大人向けに早変わり。

「お、今日は俺のために別に作ってくれたかな?えへへ。」

なんてパパが喜んじゃうかもしれませんよ。

 

いかがでしたか?

レギュラーソリュブルコーヒー、と最近は言うそうですが、インスタントコーヒーって、すごく分かりやすくていい名前だと思うんですけどね^_^

みなさまも是非お試しください。

熟考ブレンド まったくわからん と申します!

真田丸展のお手土産に加えていただきました!

縁の木、というか店主の歴女冥利に尽きるお仕事をいただきました。NHK「真田丸」の公式展、「真田丸展」の公式おやつ(笑)として、当店のブレンドを加えていただきました。

http://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=578

企画からご相談いただいたので、まず考えたのがネーミング。歴史好き、真田丸好きのみなさまの力を借りて、「上司が信用できなくなったら飲むブレンド」とか、「彼女のつんでれに我慢できなくなったら飲むブレンド」とか、いろいろ考えてみましたが、これに落ち着きました。

第5話「窮地」で父昌幸が初めて長男坊に見せた混乱と弱音。それが面白くもあり、人間臭さでもありました。実際に「まったくわからん」とGoogle検索をかけると「まったくわからん 真田丸」とおススメされるほどの人気ワードです^^

真田丸の人間くささ

真田丸では敵陣、味方を問わず、とにかく飲み食いしながら会合をする姿がよく描かれています。その中から視聴者は団らんや緊張感を見出し、その家の雰囲気を知ります。また、人が飲み食いしたりトイレに行く姿は古今東西同じであり、彼らも同じ人間なのだという親しみを持つことができるという狙いもあるかもしれません。

人間くさい真田家、ビビりの徳川家康と殿大好きな仲間たち、かっこつけだけど坊ちゃんな中間管理職上杉家、バイタリティありすぎ殿からだんだん離れていく豊臣ファミリーなど、緊張感ありまくり親子関係の北条家など、ご近所にもいそうな人間模様もまた、真田丸の大きな魅力なのだと思います。

長考のおともに

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100g入り。豆と粉が選べます。

熟考ブレンド「まったくわからん」のコンセプトはとにかく「長考に耐える」にしました。

コーヒーは冷めると味が変わっていき、すえた香りがしてきます。これを極力抑え、酸味苦みを目立たせず、口の中で珈琲の甘いコクが残るようにと考えました。結果、奇をてらった味はしませんが、とにかくじっくり考えたいとき、「まったくわからん」と頭を抱える難問に立ち向かう時に役立ちます!

コクと甘みが強いグアテマラはアンティグア、香ばしさを持ち味を調えてくれるブラジルはカルモデミナスと、それぞれ名産地で丹精込めて育てられた豆を選びました。それにエチオピアのモカ。これで甘みとやわらかい香りを補っています。

あなたの熟考のおともに(笑)

真田丸展と共に、「まったくわからん」をよろしくお願いいたします♡

 

 

スタッフ募集のお知らせです

【縁の木を一緒に育ててくれませんか?】

縁の木ではアルバイトさん、パートさんの募集を開始させていただきました。業務内容はメインは接客と販売、空き時間で焙煎前のコーヒー豆の欠点豆除去やブレンド作りに携わっていただきます。

それと、障害者施設さんや特例子会社さんの施設外就労訓練の受け入れがたまに。「子ども社員(と呼んでいますが実質遊びに来ている子も多数)」さんのお世話がしょっちゅう発生します(笑)

今もそうなのですが、「まずはやりたいところから」覚えてもらい、ゆくゆくいろいろな作業を一緒にできればと思っています。

火曜、水曜、木曜、土曜の12時半から17時半の勤務で、2日以上できるかた、希望です。

ご連絡お待ちしております。

珈琲焙煎処 縁の木   東京・蔵前さんの写真

いいとこどりの美味しさ ~ ブラジルアマレロブルボン パルプドナチュラル

ダイドーうまみブレンドという缶コーヒーをご存知ですか?
お客様から急激に、「豆と果肉一緒に使用ってどういうこと?」という質問が増えました。コマーシャルが成功しているんですね。

http://blend.dydo.co.jp/umami/

ホームページを見ると無題特許技術で収穫した豆を水洗、乾燥後、粗く粉砕して、はがれる実だけを取り出し、残りを機械乾燥する、という感じの精製方法のようです。(http://blend.dydo.co.jp/umami/より流用しました)

 

実は、焙煎の世界でも似た精製方法で豆の甘みが強調される精製方法があります。(この特許の方法だともしかしたら豆も砕けた状態のまま焙煎されるのかもしれませんが、もちろん縁の木が扱う豆は小粒ながらきれいな形をして、欠点豆も除去済みです^^)

パルプドナチュラルといいます。

天日乾燥してから種を取り出してコクと甘みを出すナチュラルと、外皮と果肉を取り除いて残った果肉をしっかり水で洗い流してクリアな味を出すウォッシュドの「いいとこどり」です。
簡単に言うと「果肉除去後のぬめりを残したまま乾燥する」方法です。よくプラムや桃を食べると、種の周りにぬるぬるとした果肉と繊維の残りがついていませんか?ああいうようなものです。粘液質(ミューレージ)といいます。このミューレージを残したまま天日乾燥することで甘みを強調する方法です。果物もドライフルーツにすると甘みが増しますから同じ効果もあるのだと思います。

酸味が少なく、コクのある甘みが特徴で、ナチュラルとウォッシュドの両方の特徴を少しずつ。精製方法も、使用する水が少ないのでサステナブルな点はナチュラル、粒がそろい欠点豆が少ないのはウォッシュドに共通しています。
縁の木ではアマレロブルボンという黄色に完熟するブラジルの豆を扱っています。
http://en-no-ki.com/info/?p=974

 

完熟してから丁寧に収en0049--2穫された黄色い実をパルプドナチュラルの精製で仕上げたものです。実は、もうすぐ有機ブラジルパライーゾ農園(http://en-no-ki.com/info/?p=874)が終売となりますので、そのあとにはアマレロブルボンのナチュラルの扱いを始めます。

同じ黄色い実が精製方法と焙煎度合でどう変わるのか。楽しんでいただきたいと今からウキウキしています♪

アマレロブルボン ナチュラルはGW前後に登場の予定です。

3つの定期便、スタートします。

3月から3つの定期便をスタートしました。

1つは月に1度、お店からのお勧めをお送りする「縁の木定期便」。もう一つはオフィス向けの豆をお届けする「仕事のおとも定期便」、最後にメールやSNSでお話し伺いながら、一緒に好みの味探しを楽しむ「味探し定期便」です。

簡単に、サービス内容と店主の想いをお話しします。

 

縁の木 定期便

個人さま向け頒布会サービスです。

縁の木がお勧めする豆を、お勧めする焙煎度合いで、月に1回定期でお送りいたします。1回3000円で3種各200g、最低3回からのお届けです。

中煎りや深煎りの豆もお届けしますので、いろいろ飲んでみたい方にはお勧めですが、好きな銘柄が決まっていたらそれを直接注文いただく方が近道です。いろいろ楽しみたい方、どんな味でも冒険したい方にお勧めします。(BlueBottleCoffeeに匹敵するほどの浅煎りはこのサービスでは出しません(笑)ご要望の方は個別にご依頼ください^^)

ご注文はコチラから

 

仕事のおとも定期便

オフィスで焼きたての美味しい珈琲を飲みたい企業さま、団体さま向けのサービスです。(※コーヒーメーカーの設置、仕入れなどももちろんお手伝い可能です)

業種にもよりますが、仕事場って、1日のかなりの時間を過ごします。せっかくだから焙煎したての美味しい珈琲で休憩してリフレッシュいただけたら、という想いで始めました。お値段は1回4500円で、豆はお勧めを縁の木で選び、深煎りもしくは中深煎りを中心に、2種各500gを毎月お届けします。

ご請求書でも対応可能です。焙煎して間もない珈琲を抽出するとき、仕事場中に新鮮な香りが広がります。そのワクワク感も楽しんでいただきたいな、と思っています。

ご注文はコチラから

 

味探し定期便~お好みの豆選びお手伝いします

コーヒー初心者の方や、もうちょっと知ってみたい、好きな味を探したい、という方向けのサービスです。

注文いただいてからメールやSNSでお話を伺い、お薦めできそうな豆を毎回100g3種ずつお送りします。お味の感想をいただきながら、だんだんと理想の豆を探していき、4回の配送が終わるころには、「自分はこんな味が好み」といっていただける豆と焙煎度合いを見つけていただくのが目標です。お値段は11000円で4回、計12種1200gの豆を4ヶ月から半年の間でお送りします。

コーヒーって、嗜好品です。

「これが(高価だから/グレード高いから/ブランドついてるから)旨いんだ!」だけではなく、自分が本当に好きだと言えること、美味しいと自信を持てる味が一番だと思います。そのお手伝いをできたら幸せです。

※味探しのお手伝い料金が1割ほど加算されているため、ご要望の豆を決めていらっしゃる方は直接豆リストからご注文いただく方が安価になります。自分では選ばない新しいお味に会いたい方、人に選んでもらう意外性など、お楽しみになりたい方は是非お申し込みください。

ご注文はコチラから

 

3つのサービスでみなさまとお話ししつつ、美味しい珈琲をご提供したいと思います。

定期便については1回の量など、ご要望をいただきながら、もう1コース作るか考えていくつもりです。まだまだメニューを固定化せず、柔軟に進めていきたいと思いますので、アドバイス、ご意見をよろしくお願いいたします!

 

 

春ブレンド、始めます!

春が来たので春ブレンドです♪

ふっくらとした甘みが特徴だった秋ブレンドと焙煎の具合はほぼ同じ。
でも、うららかなこの季節にすっきりと飲んで頂ける軽やかなお味になりました(^∇^)

少しの酸味を感じる方も多いと思いますが、邪魔にならないように工夫しております。
6月までの間に是非お試しください!

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